「大人社会に適応すること」を視野に入れよう。


不登校?「大人社会に適応すること」を視野に入れよう。

お子さんが不登校に陥ったとき、その要因が「社会の不誠実さ」にあることも多いです。

クラスメイトたちが幼すぎる。いじめやからかいが醜い。

先生のひいきがひどい。先生の権威主義が酷い。

学校の制度が不条理すぎる。

といったことです。

親御さんも同じようにヘキエキすると、「そんな学校には行かなくていいよ」と背中を押すでしょう。

そして、シュタイナー教育やモンテッソーリ教育などスピリチュアルな学校を画策するかもしれませんね。

しかし、少し広い視野で考えてみましょう。



大人の社会も不誠実である、という現実!

私たちが子育てをするとき、「社会で生きていける大人に育てる」ということがその根幹の主旨です。

そのために、「いじめをしない」「自習を黙々とできる」といった道徳心を身に着けさせることは重要です。


しかし、「社会適応」というのは、複雑なものなのです。

私たちの大人社会には、多少のいじめやからかい、腹黒さ、不誠実さが蔓延しているのが実情です。私たちは、そのブラックさに多少は目をつむりながら、働いたりPTA役員をこなしたりしているのが実情です。

すると、子供のうちに、不誠実なものを取り去りすぎてしまうと、大人になったときに大人社会に適応できなくなってしまうのです。

どんなに高い学力を身に着け、大卒の肩書きを手にすることができたとしても、それだけでは、この妙に腹黒い日本社会に適応していくことは出来ないでしょう。


子供たちは、クラスメイトのからかいをあしらったり、教師のずるさ理不尽に目をつむったりする妥協心・鈍感力のようなものを、適度に持たなければならないようです。



潔白さを貫き通すなら、生計の立て方を対策しておく必要がある。

学校の「妙な腹黒さ」に迎合せず、潔白誠実な暮らしを貫き通す選択肢もあります。

ホームスクーリングなどするなら、そのまま十代を終えることも可能ではあるでしょう。


しかしその場合、お子さんが大人になったときにどうやって生計を立てていくのか、それを今のうちから考えておくことが大切です。


親御さんが養い続ける覚悟なら、それもよいです。

「この子は純白すぎて、社会に出すのはかわいそうだ。私の稼ぎで寝食をつないでいけばいいじゃないか」そう考えるのも悪くはないでしょう。

しかし、親は子より先に死んでいくものです。あなたにも定年がありますし、入院などで満足な収入が得られなくなる可能性もあります。

そんなときにお子さんがどうやって生きていくのか、考えておく必要があります。



稼業を継がせる、という策も生きやすい。

親御さんが小さな事業をしていたりするなら、お子さんをそこで雇うのも良策です。

お子さんの純白さを理解したうえで仕事を振り、そしてお子さんには耐えられそうもない交渉駆け引きなどを親御さんが引き受ければ、社会人になり、労働することができそうです。

十代の時間は、そのためのスキルや知識を培うことに注力すればよいですね。


たとえば親御さんがペンションなど経営していて、ある程度軌道に乗っているなら、お子さんはルーチンを引き継ぐだけでも、親御さんの亡き後をやっていくことができるでしょう。



学校ではない「適度な社会」を見つけるとよい!

この記事は何も、「社会はどこだって醜いんだから、学校のいじめに耐えてきなさい」と言っているわけではありません!

まずちょっと考えてみて、「あぁ、このくらいのからかいなら耐性を付けておいたほうがいいのかも」と不登校当事者のお子さんが思えるなら、学校に復帰するのもよいでしょう。

でも、「いやいや、このいじめはヒドすぎるよ!」と感じるやら、やはり無理して学校に通う必要はないでしょう。


それなら、学校ではない「適度な社会」を近所に見つけて顔を出すのはいかがでしょうか?

たとえば、学童クラブなら1丁目のいじめっ子はいないから耐えられるかもしれません。それなら学童クラブの中で、会話能力や譲り合い、協調性、社会性を身に付けましょう。

他にも、ガールスカウトやボーイスカウトなんかは、真面目で友愛的な子が多いはずです。

もっと違う趣味の教室に通ったりするのもよいですね。

年下の子や年上の先輩と交流できるような場であると理想的です。



学校はどうでもいい。社会適応力を身に付けよう。

社会の不誠実さに傷つくお子さんに対して、「この子の良心は間違っていない」と肯定するだけでは、現実社会は生き延びてはいけないのです。

今は不誠実な学校・学友から隔離するだけで問題が解決するかもしれませんが、大人になってからどう生きるかも、考えておかなくてはなりません。

ある意味、「学校」はどうでもよく、学校で培うはずだった社会性や社交性などを、もっと平和に学べそうな場所を探すとよいですよ。

かなり真面目な気質のお子さんなのであれば、ガールスカウト、ボーイスカウトに参加することをお勧めします。自然遊びやキャンプなど楽しめるだけでなく、ボランティア活動なども行えて、道徳心が満たせるはずです。

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